【視覚障害】座ってできるポイント体操*ご報告(1)
先日、視覚障害者協会の会長とお会いする時間をいただき打ち合わせをして参りました。
30分程の予定でしたが話が弾み、気がつけば1時間30分が経過。本日は念願が叶った視覚障害でもある会長とのお話をさせていただきます。
スタッフと障害者セミナーに参加したり、人に紹介してもらい、たどり着いたのが当会長でした。しかし、その後このお打ち合わせまでに6ヶ月程かかりました。
急に怪しい会社が寄ってきたという感じでしょうか。同じ立場なら私(弊社代表)も同様に身構えてしまいます。しかし、その会長の気持ちとは裏腹に、私の気持ちは視覚障害のことを知りたいという気持ちでいっぱいです。
何がそうさせるのか、自分でも不思議になりますが、ご高齢の方のレッスンを受け持っている身としてはインストラクター魂(?)がもっと難しいレッスンに挑みたくなるのでしょうか。もっと多くの人に運動を届けたくなるのか、この難しく細い道を進みたくなるのです。
とはいっても周りに視覚障害の方はいなく、そういった方は運動をしているのか、専門の運動指導者はいるのか、分からないことが多々あります。
運動は「食事・睡眠」と同様、健康を保つ上で必要なことですが「食事、睡眠」と違い、今すぐ運動をしなければ生きていけないということはありません。
しかし、私が受け持つクラスのお客様は運動後「気持ちまで軽くなった」「家にずっと居たけれどクラスに通うようになってから散歩にも行くようになった」と言います。
体調が良くなるだけでなく、笑顔が増えたり、やる気が出たりと心にも影響があることを教えてくれます。
私たちインストラクターの仕事は、体の健康だけでなく笑顔を増やしたり、日々の生活にも影響を与えていることに気付かされます。
そんなインストラクターを日本の隅々まで送り健康と笑顔を届けたい。そして視覚障害者の元にも届けたい。見えない方と一緒に体を動かし、どのような会話ができるのか、まずは私自身、視覚障害のクラスを受け持つ機会がほしいと思っていました。
お打ち合わせの時に会長から6ヶ月かかった理由を教えていただいたのですが、視覚障害の方に「ヨガをやる」と急に言うと拒否される可能性があり徐々に話を進めていったとのことです。
そして来月12月、会長のご厚意で視覚障害8名ほどの方にレッスンを受け持つことが決まりました。1時間のレッスンで椅子に座ったポイント体操や、立位、仰向けのヨガとピラティスを合わせたレッスンを行わせていただきます。
途中で分からないといったクレームをお受けしながら進んでいくと思われます。今から皆様とお会いし一緒にできるレッスンを楽しみにしております。
どういったレッスンになったのか、またこちらでご報告いたします。
最後までお読みいただきありがとうございました。